咳が止まらない、咳が長引くという方が多くいます

季節の変わり目や、風邪は治ったのに咳だけが止まらない、そのうち治るかなと思っていたら一ヶ月以上たっても咳が続いてる、ということはありませんか?
喉がイガイガし、一度咳が出始めると次々と出て止まらず、場合によっては痰が絡み息がしづらくなる時もあります。

風邪などからくる咳は一時的ですが、最近は上記のように長引くケースが増えてきています。
「そのうち治るだろう」とそのまま放置しておく人もいるようですが、何も原因がなければ咳がでることはありません。
また、稀に自然気胸でもみられますが、その際は突然の胸の痛みが特徴的です。

風邪からの咳なのか、それとも何かの病気? と不安を感じながら毎日過ごすのではなく、
咳が止まらないなと思ったら、まずは検査をして何が原因か調べることが必要です。

そもそも咳の原因は?

咳の症状によって、その原因も変わります。
ぜん鳴(呼吸をするとき、ゼーゼーいう)があるかないか、痰を伴う咳かどうか、咳が続いている期間などでも、考えられる原因は変わってきます。

まずは、胸部X線検査で何か病気が隠れていないか、肺がんや結核など重い病気からくる咳かどうかを検査します。

ぜん鳴がない場合、最近よくあるのが咳喘息です。
ほとんど痰がでない乾いた咳が8週間以上続く場合、咳喘息が疑われますが、そのほか、COPD(タバコが原因となる肺の病気)や、慢性気管支炎、百日咳、マイコプラズマ肺炎、胃食道逆流症なども、ぜん鳴がない咳が続きますので注意が必要です。

ぜん鳴がある場合、気管支喘息、喘息が疑われますが、発症の初期や小児では、ぜん鳴がわかりにくいことがあり、後で喘息を発症していたとわかる場合もあります。
アレルギー体質の方や、夜間から早朝にかけて咳が止まらないなどの症状がある場合は、早めの診断、治療を心がけましょう

よく聞く「咳喘息」って何?

咳喘息の症状は、咳が止まらないということに加え、痰がほとんど出ず、ぜん鳴もない乾いた咳が続くことが特徴ですが、喘息の前段階とも言われています。
風邪や季節の変わり目、花粉やほこり、黄砂などがきっかけとなり、気管の炎症が起き、気道が狭くなることで咳が出るため、アレルギーがある人が多いとも言われています。また、子どもより大人、男性より女性に多い傾向があり、しばしば再発を繰り返すのも特徴です。

咳が止まらないため、風邪薬や咳止めを用いる方がいらっしゃいますが、ほとんど効果がありません。咳だけだからと放置することで、喘息になる可能性が高くなりますので、早めに診断・治療を受けましょう。

喘息の発作は、夜間や早朝に起こりやすい

喘息の大きな特徴は、呼吸のたびに「ゼーゼー、ヒューヒュー」というぜん鳴が聞こえることですが、発症初期や小児の場合はぜん鳴がわかりづらい場合があるので注意が必要です。
また、夜間や早朝にかけて、季節の変わり目や気温差が激しい時、疲れている時や風邪の時も喘息症状がおこりやすいという傾向があります。

喘息というと小児だけの病気と思われる方もいらっしゃいますが、小児のみの病気ではなく、大人になってからでも、高齢になってからでも発病しますので、おかしいなと思ったら検査してもらいましょう。
喘息が原因で咳が止まらないという症状を放置すると、気管支の炎症が悪化し、元の状態に戻りにくくなる<リモデリング>という状態になってしまいますので早めに診断・治療を受けましょう。

CCPD(慢性閉塞性肺疾患)の大きな原因はタバコ!

最近テレビでもよく取り上げられるようになった「COPD」ですが、その大きな原因はタバコです。「肺の生活習慣病」ともいわれるCOPDは、喫煙歴や加齢とともに発症しやすくなり、一度発症すると元に戻らないといわれています。
階段や坂道を登ったりするなどちょっとした動きで息が切れるという症状があると「歳をとったからかな?」と思いがちですが、痰をともなう咳が慢性的に続いている場合は、COPDの可能性があるので注意が必要です。

肺気腫でもこの息切れの症状はみられますが、長い喫煙歴やヘビースモカーの場合は、まずCOPDを疑いますので、喫煙者の方は一度検査してみましょう。

風邪とインフルエンザ

風邪の場合も、咳、痰がみられますが、発熱を伴う場合とそうでない場合があります。
単なる風邪であれば数日で治りますが、咳が続く場合は気管支炎や肺炎に進むこともありますので、早期受診を心がけましょう。

インフルエンザは冬になると話題になりますが、流行期は12月~2月です。
いきなり高熱が出るのと、関節痛や腰痛を伴う場合があるというのが特徴ですが、風邪かインフルエンザかは自分で判断せず、早めに受診しましょう。
特に高齢の方や抵抗力が落ちている人の場合は、風邪から肺炎を併発することもありますので要注意です。

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